【体験記】中小企業診断士 口述試験の実態|聞かれたこと・対策まとめ

こんにちは。中小企業診断士のshushu(シュシュ)と申します。

今回は、中小企業診断士試験の最終関門「口述試験」の私の体験記となります。
実際の質問内容も記憶とメモを頼りに再現しました。

今年度(令和7年度)が口述試験ラストイヤーとのことですが
口述試験最後の年に受かったんだぜ~」と無事に言えるように
最後もうひと頑張りしていきましょう!

99%以上が受かる試験なので過度に恐れる必要はありません。
人並みに準備すれば必ず受かります。

本記事がその一助となれば幸いです。

それでは参りましょう!

口述試験の概要

令和7年度の試験日程

日本中小企業診断士協会連合会HPより

・筆記試験合格者発表:令和8年1月14日(水)
・口述試験:令和8年1月25日(日)
・合格発表:令和8年2月4日(水)

筆記試験合格発表から口述試験まで、約10日しか準備期間がありません。

口述試験の内容

・面接形式(各人が各部屋に1人ずつ呼ばれる・面接官は2名)
・試験時間は10分間
・2次試験筆記試験の事例企業について質問される
・事例Ⅰ~Ⅳの4つのうち2つについて2~3個質問されることが多い
・資料等は見ることができない

口述試験の合格率はほぼ100%なので落とすための試験ではなく「最終確認」の意味合いが強いです。
(合格率ほぼ100%なら手間かけてやる意味無いよねということで来年度から廃止になるくらいなので…)

質問内容は、筆記試験の設問と類似の質問もあれば、全く違う切り口からの質問もありました。
10分間の試験時間中に5質問ほどされることが多いようなので、1問につき1~2分くらい話せれば時間配分は十分です。

面接中は資料を見たりできないので、事例Ⅰ~Ⅳの与件文・問題文・模範解答は頭に入れておく必要があります。
その上で想定問答リストみたいなのを作り、面接練習しておけば対策としては十分でしょう。

面接慣れしていないと意外と本番話せなかったりするため、可能であれば誰かに面接練習をお願いするほうが安心ではあります。

不合格になるであろうケース

合格率ほぼ100%の口述試験で不合格になるケースは以下が考えられます。

①試験会場にそもそも来なかった/遅刻した
②質問に対して完全に沈黙してしまった/回答がまともな日本語ではなく意味不明だった
③面接官を怒らせるような言動や態度をとった

何回も言いますが、口述試験は落とすための試験ではないので、よほどのことをしない限りは受かります。
多少トンチンカンな回答をしても受かります。でなければ例年ここまでの合格率にはなりません。

一番ありえそうなのは②の完全に沈黙してしまうという事態でしょうが、
「すみません、考えを整理していますので少々お待ちください」
「すみません、もう一度ご質問よろしいでしょうか」
といった時間稼ぎを使ってもいいので完全にだんまりになるのだけは避けた方がよいでしょう。

体験記

当日の流れ

当日の服装は迷いましたがスーツを選択。
(試験会場はスーツの方が多かったので迷ったらスーツでよいかと思います)

口述試験の会場は大阪経済大学でした。
ダイヤの乱れを念慮し数時間前に会場近くに到着、サイゼリヤで昼食。
(サイゼリヤの隣の席にも受験生と思しき方がいましたが、さすがにお声掛けは控えました)

口述試験開始時刻の30分前には受付を済ませるようにとのことだったので、1時間前には会場入りし
ロビーで少し待ってから受付しに行きました。

受付を終えると「口述試験の受験者の方へ・必ずお読みください」という注意書きの紙を渡されました。
大学の講義室が待合室になっており、指示された席の列に座って待機しました。

次に呼ばれる段になると、「ネクスト席」に移動しました。
たしかここまでは資料を最終確認できたかと思います。

いよいよ自身の受験番号を呼ばれた後、面接部屋に誘導されました。
入室後は所定の位置に荷物を置くよう、部屋の前まで案内していただいた方に指示されました。

その後ノックをして入室し、荷物を指示された机に置き、面接に臨みました。
面接時の基本的なマナーについてはここでは割愛します。

質問内容

※以下は私個人の記憶に基づく再現であり、実際の質問内容を100%正確に再現したものではありません。

面接官1

まずは事例Ⅰからお聞きします。県内事業部と首都圏事業部の両方のシナジーをどのように出していくべきと考えますか?

両方の強みを統合する必要があると考えます。例えばシステム部を県内事業部にも設置することで~(以下略)

面接官1

では、現在の人事処遇制度についてはどのように改善すべきと考えますか?

専門人材を評価するための複線型の人事制度構築、年功序列から段階的に成果主義を導入、運転手さんの処遇改善が必要であり~(以下略)

(今のところはそこそこいい感じに答えられているかも?)

面接官2

続いて事例Ⅱからお聞きします。飲食店に対しX焼をどのようにアピールしますか?

オンラインにて、例えば自社HP・SNS・動画サイトでホテルへの採用実績等をアピールして~(以下略)

面接官2

えーと…飲食店に対してどういった点を訴求できますか? "飲食店に対して"ですよ?

(しまった!"飲食店に対して"という部分が抜けてた…というか聞かれているのは”だなどこ"の""だけでなく""の部分も含めてか…)

あっと…すみません、X焼の窯元ごとの魅力やブランド価値について訴求します。具体的には~(以下略)

面接官2

具体的には…料理などでコラボするということですね?

アッハイ、そうです。

面接官2

では最後の質問です。地域の老舗窯元が店をたたむことになり、残った窯元設備をどのように活用すべきかアイデアはありますか?

①有名なクリエイターさんを招致する、②窯元を一般開放し体験教室用にオープンする、③X焼きを伝える展示用として残すといった~(以下略)

面接官2

その中で一つに絞るなら?

クリエイターさんを招致したいです。X焼は窯元それぞれの個性が魅力なので~(以下略)

面接官2

…なるほど、わかりました。そう伝えておきます。

(誰に!?)

…とここまでが口述試験の質疑応答の再現になります。
途中恥ずかしながら面接官の先生の質問意図を汲み取れておらず、助け舟を出していただいた場面もありました。
このことからも、積極的に落としにかかる試験ではないことがわかりますね。

ちなみに最後のはいまだに謎です…もしかすると事例Ⅱのモデル企業に関係ある先生だったのかもしれません(まさかね)

口述試験前に準備したこと

私が行った準備は以下の3つです。

①事例Ⅰ~Ⅳの与件文・問題文・再現答案見直し
 ⇒紙上で表形式で整理すれば最終確認用ペーパーになるのでおススメ

②口述試験の実際の質問内容をネットで調べ、想定質問集を作って一人で面接練習
 ⇒「口述試験 想定問答集」で検索すると色々情報とれます

③家族に想定質問集を渡し、面接官役をお願いして面接練習
 ⇒相手は家族でも誰でもいいので、数回は絶対やった方がいいです

短期間で、手元に資料が無くても事例Ⅰ~Ⅳの企業について何を聞かれても答えられるレベルまで持っていく必要があります。
とはいえ筆記試験を通過された方々であれば、まっとうに対策すれば大丈夫です。

筆記試験から時間が経っているため、まずは思い出すところから始めることになるでしょう。
①の見直しは思い出す作業にもなるので一石二鳥です。
↓は実際に自分が口述試験前の整理用に作成したものです。(字が汚くて読めないのはご愛嬌)

まとめ

口述試験の体験記いかがでしたでしょうか?

口述試験は「中小企業診断士として経営者の前に出して問題ないか」を最終確認する試験です。
筆記試験の内容をおさらいし、面接練習を繰り返せば、必ず受かります。

受験票忘れ・交通遅延や寝坊による遅刻だけはお気を付けて。前日はほどほどに。

ぜひ最後の関門を危なげなく突破していただき、
魅力的な中小企業診断士の世界に足を踏み入れていただけばと願っております!

※本記事は2026年1月時点の情報および筆者の体験をもとにまとめたものです。
できるだけ正確を期していますが、間違いや情報の古さがあるかもしれません。予めご了承ください。

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