実務補習8日間コース体験記・後編【2025夏】

こんにちは。中小企業診断士登録前のshushu(シュシュ)と申します。
今回は実務補習8日間コースの体験談の後編となります。

前編はこちらです → 実務補習8日間コース体験記・前編【2025夏】

4日目にして担当パートの変更を余儀なくされピンチ!どうなるのでしょうか・・・

中5日(平日)

木金土日と4日間連続で続いた実務補習ですが、そこから5日間は普通の平日でした。

4日間がとても充実して楽しかったので
いつもの仕事をこなす日常に戻った時に、現実に引き戻されるような不思議な感覚がしました。

中5日で宿題を課されるのかと思いきやそんなこともなく。
指導員の先生は「下手に進められると後半やることなくなるので何もしなくてよい」とのこと。
このあたりは指導員の先生のスタンスによると思われます。

5日間コース時代であれば、間違いなく家で残業?しないと確実に終わらないスケジュールなので
8日間コースになってそこが緩くなった部分だと思われます。
(メンバー全員口を揃えて「5日間コースどうやってたんや・・・」と言っていました)

とはいえ、自分は急遽担当パートが変更になったこともあり焦りも感じていました。
ひとまずヒアリング内容を再度整理し、担当パートに関連したYoutube動画や書籍を漁っていました。
そうして、とりあえず提言内容のイメージを膨らませていきました。

5日目

実務補習後半戦がスタートしました。
まずは、各担当パートの提言内容をスライド1枚で図解することが課されました。

苦戦しながらなんとか図解を作成し、先生に見せましたが渋い表情。
「Youtubeやら何やらで知識を付けてきてくれたのはわかるけど、
それに引っ張られてオリジナリティが無くなっている」と言われてしまいました(+_+)

図解のOKをもらって提言骨子作成に入っていくメンバーを尻目に、
アイデアが浮かばないままお昼休憩になって少々落ち込みモード。

お昼ご飯はインドカレー屋さんに行ったのですが、その席で先生に提言のヒントをいただき
ナンをチキンカレーにディップしながらアイデアを巡らせていました。

そうして考えていると会議室への帰り道で閃くものがありました。
「さすがにネタに振り過ぎか・・・?」と思いながらもダメ元で図解に落とし込みました。

午後に入って先生に恐る恐る見せると、「いいんじゃない?」と一言。
え、これでいいんですか」と思わず言ってしまいました。

何はともあれGOサインをいただいたので、突っ走ることにしました。
他のメンバーが真面目に提言を作成している中、私は謎のポスターやおみくじを作ったりようわからんことをしていました\(^o^)/

6日目

前日から引き続き、各パートの提言作成を行っていきました。
各パート10ページ弱あれば十分とのこと。

各パートの構成としては以下の通りです。
・提言内容を1行で表現した文
・現状と課題
・提言の具体的な内容
(具体的な実行手順、ポイント、ファーストステップ)

皆ひたすらパソコンとにらめっこしながら取り組んでいました。
たまにおしゃべりしてはまた書いて…の繰り返し。
集中して書いていたので時間の流れがとても速かったです。

一旦書けたものを先生に見せたところ、現状と課題の部分に図解をいくつか加えなさいとの指示を受けました。
やってみるとわかりますが、図解するには頭の中を完全に整理する必要があって結構しんどいです。
それでも遠かった完成が少しずつ見えてきました!

7日目

午前中に各担当パートを仕上げ、午後からはマージ作業でした。
早めに担当パートを終わらせたかったですが、結局最後まで図解に時間がかかってしまいました。

共通パートやマージ作業は、早めに担当パートを終わらせた班長やメンバーにおんぶにだっこ状態。
あまりこの部分で戦力になれなかったのは不甲斐無かったと反省💦

WordファイルをUSBメモリに入れていき、15時くらいには全て作業が完了していました。
最後の方は先生もあまり口出しはされず作業を見守っているという感じでした。

その後、皆で会議室を退室し、近くの印刷所に向かいました。
印刷所に着くと、我々と同じ実務補習の他の班の方々も同じように来ていました。
(どうやら「実務補習割引」なるものがある印刷所さんだったようです。ニッチ戦略ですね)

スペースの関係上、先生と班長に印刷はお任せし、私含め残りのメンバーは近くの喫茶店にて待機することに。
ようやく終わったのだという何とも言えない余韻と班長さんへの罪悪感を感じつつ、抹茶ラテを啜っていました。

待っている間、これからどうするかという話をしていました。
今回で15ポイント貯まったので診断士登録する方もいれば、8月or9月にもう一度実務補習を受ける方もいました。
自分もうかうかしていられないなあと刺激をいただきました。

やがて印刷予約を終えた班長さんが来られて、この日は解散となりました。
各自10分間で担当パートを説明できるように家で練習しておくこと――。先生から初めて宿題が課されました。

8日目(最終日)

最終日にやらかしました。
当日は一度市内の会議室に集まるよう言われていたのですが、
ダイヤの乱れで地下鉄が見たことないほどの激混み。

改札の人数制限と満員電車をくぐり抜け、駅を出た後は全力疾走し9時のチャイム直後に会議室に駆け込む有様(アウト!)
先に連絡をしていたためかお咎めはありませんでしたが情けなかったです。
時間に余裕をもって行動しないといけないと改めて痛感しました。

気持ちを切り替えて、印刷された冊子を受け取り、早速各自の担当パートの報告リハーサルをしました。
その後いよいよ会議室を後にし、遠方の診断先へ電車とバスを乗り継いで行くことになりました。

移動中に昼食を挟み、1時間以上かけて診断先へ到着しました。
10日前に来たはずの場所ですが、1か月くらい前の感覚でした。それくらい密度の濃い時間だったのでしょう。

いよいよ報告の時間がやってきました。
社長さんと対面、というか同じテーブルに同席し、手元の冊子を使って報告を行っていきました。

相槌をうちながら報告に耳を傾けてくださる社長さんを見て、身が引き締まりました。
そしていよいよ自分の担当パートになりました。

自分の提言内容は一見するとネタ寄りなので怒られないか内心ヒヤヒヤしていましたが、
しっかりと傾聴してくださる社長さんを見て、途中からリハーサルの時以上に熱が入りました。

その後、全員分の提言内容を1時間にわたって聞き終えていただいた後、
1人1人のパートに対してコメントをいただけました。
自分の担当パートは若干コメントしづらそうでしたが笑( ;∀;)それでも大変嬉しかったです。

挨拶を終え診断先を後にし、帰りのバスを待つ間、解放感でも達成感でもなくなぜか喪失感が強かったです。
あらためてこの8日間がとても充実していてメンバーの方にも先生にも恵まれたこと。
そして紆余曲折あったにせよ自分が色々と考えて提言を行った企業様に今後関われないこと。
あまり気持ちの浮き沈みが無い性格ですが、この時ばかりは少々感傷的な気分でした。

その後、先生から実務補習終了証書をいただきました✨
本当に面白い8日間でした。

感想

実務補習受けてよかったです。

5日間コース時代と比べ、8日間コースは家での持ち帰り作業が少なく
提言を練る時間をとれるのが良いポイントですね、おそらく。

平日有休取るのが大変だったり、受講料も約10万円と決して安くはありませんが、
それでも胸を張って受けてよかったと言えます。

先輩方が「実務補習は一回は受けておけ」と仰る理由がわかりました。
得難いメンバーと貴重な体験をできたことは、今後の診断士としての活動の原点になると感じています。

「まるで実務補習はテーマパークにいるみたいだった―――」
メンバーの方の言葉が強く印象に残りました。

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